第7話 U.N. 4ページ目ボツ


 幸は部屋を見回した。正面の壁には幾つかのモニターが埋め込まれており、その下のテーブルにはよく分からない機材が置かれている。他にもマイクやスピーカーもある。
 「何か、こういうのを見ると、この遺跡を占拠したみたいだなぁ・・・。」
 昔読んだ小説に、モニタールームを乗っ取りその施設を監視する話があったような気がした。
 「それだ!!」
 直斗が閃いたような声で言った。何が分かったのか幸は振り返った。
 「何でオートロックなのかと思ったら、そういう事だったんだ!モニタールームを乗っ取ってこの施設を占拠した気になった犯人を、オートロックで逆に閉じ込めてしまう仕掛けなんだ。この部屋を使う人はちゃんと出るための鍵を持っているけど、犯人は持っていない。鍵を内側にしてしまえば犯人は出られなくなってしまう。うわぁー、成程ー。」
 「直斗さん・・・・・・。」
 少年のように目を輝かせていた直斗を幸は何とも言い難い目で見ていた。その視線に気付いた直斗は我に返って赤面し、手で顔を覆った。
 「ごめん・・・。」
 直斗の声は恥ずかしさで震えている。
 (置手紙を見た時も変わっていると思ったけれど、本当に変わっているんだ・・・。天然なのかなぁ・・・。)
 直斗から視線を外して幸は思った。
 「でも、もしそうならこの部屋に鍵穴にさす鍵はないって事になりますよね。」
 そういって幸はモニター下の機械をいじり始めた。機会に触れた事なんてほとんどなかったが、直感的にどうすればいいのか分かった。機械の電源スイッチを押してみると驚く事に機械が動き出した。そして幾つかのスイッチを押すと鍵の外れる音がした。


気の乗るままに小説を書いていたら、予想を遥かに超え直斗が天然というか、お馬鹿さんというかなキャラになってしまったのでボツにしたものです。
幸の視線はその時の私の感情に近かったり(笑


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